ゲスト/ Guest


清水真里 Mari Shimizu

熊本県天草出身。幼少のころからヨーロッパのアンティークドールに興味を示す。高校生のときにアンドレイ・タルコフスキーの作品を見て映像制作の道に進むことを決意する。多摩美術大学美術学部二部芸術学科映像コース卒業。在学中より人形アニメーションのための人形制作を独学で行う。人形作家として認知される前は映像作家として知られており、ドイツのオーバーハウゼン国際短編映画祭などでの上映経験をもつ。映像作家としての作品に『空境線にて』『レーベンスボルン Rebensborn』(12min.)、『月世界旅行』(1995年、2min.)、『Inter-pheromone』(1996年、14min.)、『マリーゴールド』(12min.)、『Who doesn't know what my name』(4min.)などがある。映像作家としての活動のかたわら人形制作を続け、2000年にバンド“MUCC”のCDジャケットに人形写真が使用される。2001年に人形教室「アトリエ果樹園」を練馬区大泉学園に設立。以降、個展やグループ展、イベントなどへの作品出展を重ね、人形作品の発表を続ける。2010年、松岡正剛プロデュースの書店「松丸本舗」(丸善 丸の内店 4階)に人形を提供。店頭のディスプレイを飾る。2011年より、北イタリア・ブレシアで毎春開催される親日イベント「Il Giappone nel chiostro」に参加。人形制作を開始してから20年の節目にあたる2013年、東京・ギャラリー新宿座で20周年記念展を開催。過去作品や作品のエスキース、写真資料を展示した。2013年冬、ファッションブランド「ペイ* デ* フェ」とのコラボレーションワンピースを発表。現在も個展、グループ展を主として人形作品を発表している。2015年ロスアンジェルス、ハイブラリーで3/15~4/3まで個展「滅び行くものの美学」を開催。